神経発達症群(発達障害)
知的発達症、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、限局性学習症など


代表的なものとして、知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)、限局性学習症(SLD)などがあります。発達障害は発達期(おおむね18歳頃まで)に発症する一群の疾患であり、生まれつきの障害が成長の過程で判明するものです。何らかの脳機能の障害で発達に遅れ・偏りが生じ、対人交流や学習、生活に支障をきたします。治療というよりも支援の対象ではありますが、二次障害としてうつ病や不安症などの精神疾患を併存しやすいと言われています。
自閉スペクトラム症(ASD)の特徴
社会的コミュニケーションの障害

- 他人の考えや感情を推測しにくい
- 身振りや表情を読み取りにくい
- 人間関係を構築、維持することが苦手
イマジネーションが苦手で、結果的に社会的常識が乏しい、空気が読めない人などと思われてしまいがちです。
限局された反復的な行動

- 単調な動きや言葉を繰り返す
- いつも同じ、特定の手順にこだわる
- 特定の対象に強く執着する
スケジュールやルールにこだわって、物事を柔軟に考えることができなかったり、感覚刺激への反応が強いため、些細な刺激で興奮することがあります。
注意欠如多動症(ADHD)の特徴
不注意

- 物事を秩序立てて管理することが苦手
- 細部まで注意を払うのが苦手
- 集中した状態を維持するのが苦手
学童期などはうっかりしている子として見過ごされることもありますが、成人期の就労などで困難を生じることが多いです。
多動性ー衝動性

- 同じ姿勢を保つことが苦手
- おとなしくするのが苦手
- 待つのが苦手
活発な子として扱われることも多い一方で、他の子とのトラブルや怪我の原因にもなりやすいと言われています。
仕事上でミスを繰り返したり、対人関係でも苦労することがあります。そのためASDと同様に二次障害(抑うつ、反社会的行動、依存症など)を発症しやすいと指摘されています。ADHDにはアトモキセチンやグアンファシンといった治療薬がございます。
